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ふたば先生の

 塾日記                              

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 from TAWARA塾 in FUKUI

     TAWARA塾の塾日記

 

上の目次から各ページをお読みいただけます。

  塾日記(1)  平成20 ~ 27年
     (2) 平成28年 ~ 令和2年

     (3) 令和3 ~ 4年

     (4) 令和5年 ~

 


        どうぞ、ごゆっくり (^^♪
 

未知の強み      (令和6年6月1日)

 120年ほど前(20世紀初頭)

 ニューヨークの印刷工場に勤務していた

 ウィリス・キャリア(Willis Carrier)氏が

 インクの質を安定させるために

 冷媒を入れたパイプを利用して

 室内の空気を冷やす装置を作りました。

 これが人類初のエアコン誕生の

 瞬間でした。

 夏が暑いのは仕方ないという常識を

 一人の技師が覆したのです。

 このように

 誰もがただ見上げるばかりだった限界も

 いつか超えられる日が

 必ずやって来ます。

 今の限界を決めているのは

 今の状況に過ぎません。

 

 自己紹介するとき

 つい 「〇〇が苦手です」

 「〇〇はよくわかりません」と

 短所を強調してしまう人が

 多いと言われます。

 緊張から逃れたいという欲求から

 自己否定する習慣を身に付けて

 しまっているのかも知れません。

 自分を生かすということは

 自分をコントロールすること。

 自分が無力なのは

 自分は無力だと決めつけているからです。

 下ばかり見ていると

 まっすぐ進むことはできません。

 今後、学習を続けていくうえで

 どんな難問に出会っても

 心の内に自信という灯をともして

 胸を張って笑顔で立ち向かいましょう。

 限界は自分が決めているだけ。

 もちろん自分の未知を知り

 未知と向き合うことは大切なことです。

 けれど、そこで卑屈になるのは

 自分の弱さや不運を言いわけに

 努力を放棄するということ。

 

 退く必要はありません。

 未知の領域が大きいということは

 実は何よりの強みなのですから。

スタートライン

 

 新年度の始めに

 「これからの1年で人生が変わる」

 と言うと、一同緊張した様子。

 ただし、合否ではありません。

 古今東西、成人の際には必ず

 通過すべき難関があります。

 その難関から目を離さず

 真剣に取り組むか

 言いわけを繰り返して避けて通るか。

 それが君たちの人生を

 確実に変えます。

 1年後に問われるのは

 単語でも公式でもなく

 答案用紙の中で

 ただ1か所他人の採点を受けない場所

 君の名前です。

 君以外に

 その名を育てる人はいますか?

春になれば

 結婚式の当日、
結婚相手が

 決まるわけではありません。
 入試の結果も、それと同じです。
 どんな人と

 どんなふうに関わってきたか

 人の歩く道はおのずと

 定まっていきます。

 自分の損得だけを考えて

 生きていれば

 そのような環境が

 周囲にできあがるでしょう。
 また、好きな道を

 一途に進んでいれば

 その延長に道は拓かれるはずです。

 「夢は必ず実現する」

 なんて言いません。
 破れる夢だってあります。

 現実の生活の中で

 埋没するものもあります。

 でも、人はひとつだけ

 夢を見るのではありません。
 「あんな夢、こんな夢」を

 見続ければいいんです。

 小学校で初めて手にした

 国語の教科書に

 あわて者のクマの話が

 載っていたのを覚えていますか?
 小さな袋から花の種がこぼれていて

 春になったらクマの家の前に

 花の道ができたという話です。

 努力とは他人に評価されるものでは

 ありません。
 「努力は裏切らない」という言葉は

 必ず成果が得られるという意味では

 ありません。
 春になれば、合否より大切なものが

 必ず心の奥底に花開くことでしょう。

 努力したことは

 自分自身が知っています。
 そのことは

 決して取り消されないのです。
 
 「ふたば先生」という名前は

 そのクマの話からいただきました。

美しい人

 同じ本を読んでも

 子供によって感想が全く違うのに

 驚くことがあります。
 大人だって、同じ新聞から

 読みとる中身はまるで違うのです。

 人は関心のある情報以外は

 認識しない、という説があります。
 海外旅行を直前にすると

 海外の情報が自然と

 目につくようになります。

 それなら

 「きょうは美しい一日になりそうだ」

 と毎朝考えていれば

 いつもの風景や鳥の声、
 会話の中にも

 今まで気づかなかった輝きが

 感じられるようになるかもしれません。

 「美しいことを考えていると

 美しい人になれる」
      ・・・ 沖縄のことわざです。

みどりの花マル

 「先生、結婚してるんかー?」
 Kちゃんの質問は

 いつもストレートです。

 「うん、してるよ」
 「ほんなら、私この問題やってるから

 2階でご飯食べて来ていいよ」
 ・・・ 思わず涙ぐむ瞬間です。(笑)

 こんなこともありました。
 「マル付けするの

  赤ペンでなくていいよ」
 「どーして?」
 「赤ばっかり使ってると

  先生のペン、赤いインクだけ

  なくなるもん」

 九九を覚えて、よほどご機嫌の様子。
 もちろん

 でっかい花マルをあげました。

 

 

 

 


 

身近な宝箱

 「ジャイアンツもドラゴンズも

 複数形のsが付くのに

 どうして広島カープだけ

 sが付かないんですか?」
 

 T君の質問で調べてみると

 中学校で習う名詞の中で

 以下のような言葉が単複同形語
  (複数になっても

   単数のときと変わらない言葉)

 でした。

 carp(鯉)、salmon(鮭)、fish(魚)

 deer(鹿)、sheep(羊)
 Japanese(日本人)

 Chinese(中国人)、people(人々)

 ひとつの疑問から

 いろんな知識が得られます。
 学習とは興味の拡大です。

 それに、自分で調べたことは

 決して忘れません。
 携帯やパソコンは

 使い方で宝の箱にもなるんです。

本当の友達

 
「本当の友達とは?」

 という題の作文に、
 「私が悪いことをしそうなとき

 とめてくれる人」

 と書いた生徒さんがいました。

 なるほど、相手のことをよく理解して

 なおかつ本当に好きでなければ、
 本人の意思にあえて反対するような

 ことは言ってくれないでしょう。

 「良薬は口ににがし」

 「忠言は耳に痛し」(忠言耳に逆らう)
 という言葉があります。

 忌憚(きたん)なく

 本音を言い合える友達がいたら、
 それは一生の宝です。

 けれど、そんな友達は

 どこを探しても見つかりません。

 「本当の友達とは?」
 ・・・ 探すものじゃなく

 自分がなるものです。

二人のランナー

 もっといい教材はないか?
 もっといい塾は?
 もっといい勉強法は?

 そのお気持ちはよまわかります。
 けれど、学習とは単なる

 情報の伝達ではありません。

 教師と生徒、「お互い」の尊敬と
 目標を共有するという

 覚悟が必要です。

 どんな教材も勉強法も

 効果を疑いながら続けていたのでは
 宝の持ち腐れです。

 マラソンで、盲目のランナーに

 併走するパートナー。
 彼らの関係は

 「助ける」・「助けられる」

 というものではありません。

 一歩ずつ呼吸を合わせて、
 見えないゴールを目指します。

TAWARA塾

  ☆ TAWARA塾 ☆

        福井市田原2-15-28

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 入会金不要 ・ 高額な教材費も不要
 学習科目や授業数はご希望に応じます

 ” 知るは楽しみなり ”

    学習とは興味の拡大です

  2008年(平成20年)4月から

  2022年(令和4年)12月まで

  ファミール誌に「ふたば先生の塾日記」を

  連載していました

  連載終了後も、月イチを目標に

  コラム掲載を続けますので

  よろしくお願いします

  身近な知識や観察の楽しさを

  絵日記感覚で書いています

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